FXの事を勉強すればするほどどうしたらいいのか分からなくなるなんて経験した事はありませんか?
5年前ですが、FXを友人から勧められ始めた口です。
自分なりにFXについて調べ、色んな書籍を読み勉強しましたが、用語を覚えるのは必須ですが、色々な取引手法や分析方法など多岐に渡りすぎて何を使ってトレードをしたらいいのか分からなくなりました。
始めは、少額とはいえ失われていく資金に間違ったポジションで約定したりなど様々な苦い経験を積んできました。
そこで、考え方をシンプルに方向性とタイミングだけにターゲットを絞りトレードする事で勝率が飛躍的に伸びました。
何千万とか億とかは無理ですが、月に5~10万は利益を出せているので参考になればと思っています。
そこで、この記事では、僕が実際に行っているトレードで必要な知識と実際の分析方法を紹介していきます。
初年度は赤字でしたが、現在の勝率は80%前後(78.7%±2)です。
現在までのトータル収支はプラスです。
それなりに勉強は必要となりますが、最低限の知識と思っています。
結論として、ダウ理論に基づき、テクニカル分析はボリンジャーバンドとストキャスティクスを用いてトレードをするだけです。
分かりやすく説明しますので最後まで読んで下さい。
トレードをする上で知っておくべき言葉
トレンド
- 上昇トレンドは、安値を更新せずに高値を更新していくこと
- 下降トレンドは、高値は更新せず安値を更新していくこと
- レンジは、ある一定の値幅で上昇下降を繰り返していくこと
ダウ理論
19世紀後半にチャールズ・ヘンリー・ダウが提唱したマーケットの値動きなどに関する相場の理論になります。
古い理論ですが、現在も世界中の投資家に重要視されており、ダウ理論を理解できると様々な場面の相場に適応できる感覚を養う事が出来ます。
ダウ理論で重要な6つの基本原則
価格はすべての事象を織り込む
世界の経済指標や金融政策、戦争やテロ、災害も含めてすべての事象はチャート上の値動きに反映されるという意味です。
トレンドは3種類ある
ダウ理論では相場には3種類のトレンドがあるとされています。
- 長期トレンド:1年以上継続する
- 中期トレンド:3週間から3か月継続する
- 短期トレンド:3週間未満
トレンドは3段階ある
ダウ理論では、更にトレンドには3つの段階があると考えます。
- 先行期:価格に緩やかな動きが出る時期
- 追随期:急激な価格変動が起きる時期
- 利食期:利益確定を行う時期
平均は相互に確認される
複数の銘柄で同じトレンドを確認するべきという事です。
FXで言うなら、自分扱う通貨が他のペアの通貨と相関関係にあるかという事。
つまり、ドル/円を扱うなら、円安に傾いていれば、ユーロ/円など他のペアも円安に傾いているのかという事です。
トレンドは出来高でも確認できる
出来高とは一定期間中の成立した売買数量の事です。
市場の活性度合いや銘柄の人気度を判断する指標となります。
ただし、FXには当てはまらない事が多いです。
トレンドは明確なサインが出るまで続く
ダウ理論でトレンドと見なされるのは、上昇トレンドなら安値を更新せずに高値を更新していく、下降トレンドなら高値は更新せずに安値を更新していく場合です。
このような状況が続けば明確なトレンドが発生しているとみなすことが出来ます。
そして上昇トレンドで高値を更新せずに安値を更新した場合は、トレンドの転換サインと見なされます。
ローソク足
ローソク足は、時系列に沿ってレートの動きを表すチャートです。
このローソク足を時間で区切った時、最初の値段を始値(はじめね)、最後の値段を終値(おわりね)、一番高い値段を高値(たかね)、一番安い値段を安値(やすね)と表現します。これを四本音(よんほんね)と言います。
さらにローソク足には陽線と陰線の2つの種類があります。
終値が始値より高かった時は陽線、反対に終値が始値より低かった時は陰線で表されます。
チャート上では色分がされますので、自分好みに変更する事も可能です。
このローソク足には上ヒゲと下ヒゲと呼ばれるものがあります。ヒゲは高値/安値が始値と終値が作る本体よりも高い、もしくは低い場合に出ます。
上下についたヒゲが長いかどうかも値動きをはかる材料となります。
例えば、上のヒゲが長い=売り圧力が強い、下のヒゲが長い=買い戻しの勢いが強いと判断する事ができます。
押し目買い、戻り売り
押し目買いは、上昇トレンド中に一時的にチャートが下がったタイミングで買いを入れる方法です。
逆に、戻り売りは下降と連中に一時的にチャートが上がったタイミングで売りを入れる方法です。
テクニカル分析
テクニカル分析は、投資家心理が価格形成に反映され、決定された市場価格はすべての情報を織り込んでいるという考え方に基づいています。
つまり、市場価格(チャート)は、取引の結果としてできたものであり、過去に似たような場面があれば、将来も同じような行動をする可能性が高いと予測するということです。
テクニカル分析には、大きく分けてトレンド系分析とオシレーター系分析の2種類があります。
トレンド系分析
相場の全体的な方向性を見極めることを目的としたテクニカル分析です。
移動平均線、エンベロープ、ボリンジャーバンド、フィボナッチ、リトレースメント、パラボリック、一目均衡表などがあります。
オシレーター系分析
現在のトレンドの強さや過熱感など変化の大きさや兆しを察知する事を目的としたテクニカル分析です。
取引の売買のタイミングを考えるのに役立ちます。
RIS、ストキャスティクス、MACD、RCI、サイコロジカルライン、モメンタム、ボラティリティなどがあります。
私の実際のFXトレード手法
ここまでは、FXトレードをする上で、最低限必要な知識を解説しました。
プロの投資家や金融取引を仕事としている方の記事や書籍を読むことで知識は得られます。
ただ、自分の場合はその知識を実際の取引で使えるものは僅かでした。
そこで
自分に合ったものだけを使ってトレードしてみよう!
自分に合った簡単でわかりやすいものだけを参考にして取引をしてみようと考えました。
その結果、利益を出すことが出来ました。
ダウ理論で押し目買い、戻り売りを主軸に
上述した通り、上昇トレンド中で一時的にレートが下がったタイミングで押し目買いするというやり方か下降トレンド中の一時的にレートが上がったタイミングで戻り売りするパターンです。
この際に使用するテクニカル分析として、方向性を見るのにボリンジャーバンドというトレンド分析をします。
下記の画像がボリンジャーバンドです。
上昇トレンド、下降トレンドでしか取引はしません。
レンジ相場では、より高度な分析が必要になり、初心者が下手に参加しない方がいいです。
ある意味、私なりの資金管理です。
そして次にどこを押し目買い、戻り売りのポイントにするかですが、ここで利用するテクニカル分析がストキャスティクスです。
まず、ボリンジャーバンドで上昇トレンドだった場合、一度上昇したレートが一旦下がってきます。
この時ストキャスティクスは売られ過ぎという感じでグラフが0に近い所まで下がってきます。
そして次の上昇局面では、グラフで言う20のラインを超えてきた辺りでロングポジションを持つようにします。
上の画像の左と右の赤〇の部分でロングする感じです。
下降トレンドだった場合は、戻り売りになるので、一度下がったレートが一旦上がってきた所でショートポジションを持ちます。
この場合のストキャスティクスでは、一旦戻ってきているので、買われ過ぎという形でグラフでは100に近い所まで線が上がってきています。
そして、再度下がり始める所ですが、グラフでいう80のラインを割り込んだ辺りでショートする感じです。
まとめ
大体からしてプロのトレーダーには敵わへんっちゅうねん!
どうあがいてもプロの方には敵いません。
しかし、やり方によっては月5~10万程度なら利益を出すことは可能です。
私のやり方をマネたからと言って同じ結果が出る訳でもありません。
何事も初めてする事には失敗はつきものですが、少しでも利益確保の近道になるお手伝いができればと思います。
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