男性看護師として働いていて、このまま看護師と働いていても給料の頭打ちを感じたことはないでしょうか?
ダブルワークするにも時間もないし身体がもたない。
仕事も忙しくて副業なんてできないよ!
私もそんな風に思う時期がありました。
そんな時にFXというものに出会いました。
ネット上では、FXで大儲けできるとか、FXなんて負けるに決まっているなど様々な情報が漂っていました。
しかし、大儲けはできなくても月1万円くらいの投資で、少しでも増えたらラッキーというくらいの軽い気持ちでFXを初めてみました。
FXにトライしてから5年経ちますが、現在も継続して続けられています。
5年間の収支的にはプラスですよ!
ただ、小心者なので投資する金額は低いので、何千万とか億とかそんな夢のような結果ではありません。
それでも毎月5~10万は利益を確定してプラスを維持するようにしています。
もちろんFXのプロではないので、ネットでプロの方が発信している方にはかないません。
FX素人だった男性看護師が、本業の傍らでたまにスマホをチェックするだけの投資の副業FXについての始め方を解説します。
FXとは
FXはForeign Exchange の略で、外国為替の事です。
日本でFXは「外国為替証拠金取引」と呼ばれており、取引額の一部に相当する証拠金を預けるだけで外国為替の取引が行えるのが特徴です。
難しい事はなく、海外旅行をする時に日本円をアメリカドルに外貨両替する事と全く同じです。
為替レートが期待している方向に変動したタイミングで再び両替する時に発生する「為替差益」という利益が生まれます。
1ドル=100円の時にドルを買い、1ドル=120円の時に売ると20円手元に多く残る!
これが「為替差益」です。
FXは投資?ギャンブル?
結論は両方の側面があります。
例えば、自分の推しの国の経済がもっと良くなってほしいという意味で、その国の通貨と日本円をペアで持つようにして、利益が出たらその国を訪れようなどと考えているのであれば、投資の側面があります。
ただ、FXはお金持ちのお遊びで大金を使って為替誘導し、万が一、国が為替介入したら一発退場など有り得る側面もあるのでギャンブルとも言えます。
FX3つの手法
FXって株と一緒で、一度買ったら値上がりしたら売るとイメージされている方も多いのではないでしょうか。
勿論、利益が出たら売買するという点では間違っていません。
FXの手法には大きく3パターンあります。
- スキャルピングトレード
- デイトレード
- スイングトレード
スキャルピングトレードは、数秒~数分程度で売買を繰り返して利益を狙う手法です。
FX会社の中には、スキャルピングトレードを禁止している所もあるので事前に確認が必要です。
デイトレードは、数分~数時間単位で売買を繰り返して利益を狙う手法です。
スイングトレードとは、1日~数週間単位でタイミングを見て売買する手法です。
FXをする上で知っている必要がある用語
円安円高
これは知っている人が多いのではないでしょうか!
例えば、今現在1ドル=150円だったとします。
これが1ドル=148円になったら円高、1ドル=152円になったら円安と言います。
今は円安が進行していて~とニュースで多く耳にします。
しかし、日本円が完全変動相場制に移行した1973年2月では、当時の日本円は1ドル=300円くらいの値段でした。
それと比較したら今の1ドル=150円くらいの為替レートは円高と言えます。
いつの価格を見て円安円高と表現するかで変わってきますので、ここは押さえておきましょう!
BID(ビッド)・ASK(アスク)
ビッドはトレーダー(自分)が売却する時の価格で、アスクはトレーダーが購入する時の価格の事を意味します。
Pips(ピップス)
Pipは「パーセンテージポイント」の頭文字をとった略称を複数形にしてピップスと呼びます。通貨単位として頻繁に使うので覚えておきましょう!
1pipsがいくらになるかは通貨ペアに変わります。
ドル/円やユーロ/円なら1pip=0.01円、10pips=0.1円、100pips=1円です。
ユーロ/ドル、ポンド/ドルなら1pip=0.0001ドルになります。
レバレッジ
口座資金以上の金額を取引できる仕組みです。
国内のFXは個人口座の場合、レバレッジ倍率は最大25倍と決められています。
レバレッジ25倍なら100万円分の通貨を取引したい場合、最低4万円の資金が口座にあれば取引できますよという意味です。
証拠金
取引口座に入金されている資金の事です。取引に最低限必要な資金の事を必要証拠金と呼びます。
自分が取引をしている通貨ペアの取引がマイナスとなっている場合、証拠金より下回った場合、強制的にロスカット(後述します)されます。
証拠金維持率は、(純資産÷必要証拠金×100%)で計算します。
ロスカット
証拠金維持率が各取引会社の設定するロスカット条件を下回ると持っているポジション(口述します)が強制決済される仕組みです。
悪い事ではなく、強制決済する事で甚大な損失を防いでくれます。
しかし、急激な相場の変化ではロスカットが間に合わず証拠金以上の損失をする可能性があります。
損切り
含み損(持っているポジションがマイナスとなっているが、マイナスとして確定していない状態)が生じているポジションを見切り売りして損失額を確定する事。
追証
追加証拠金の事を略して追証(おいしょう)と呼びます。
証拠金維持率が一定以下になると決められた期日までに塚で資金を入金する必要があります。決められた期日までに入金しないとポジションが強制決済されます。
ポジション(建玉)
注文決済をして通貨を保有している状態の事です。
買い注文をして保有する事を買いポジションやロングポジション、買い建玉(たてぎょく)といいます。
反対に売り注文をして通貨を保有することを売りポジションやショートポジション、売り建玉といいます。
スプレッド
スプレッドは、売値と買値の価格差の事です。
ドル/円が、「売値148.00:買値148.03」だった場合の売値と買値の差は3銭なので、スプレッドは3銭という事です。
スプレッドは狭い方が効率よく取引ができますが、この部分がFX会社の実質的な手数料の役割りを担っています。
スプレッドはFX会社によって違います。
スリッページ
新規注文をした時に相場の変動などにより、指定した価格と実際に約定(やくじょう)する価格との間に差が生じる場合があります。これをスリッページと言います。
ロールオーバー
その日の内に決済しないで翌日に持ち越す事を指します。オーバーナイト取引ともよばれます。
スワップポイント
スワップポイントは、2つの通貨の金利差の事をいいます。ロールオーバーしたタイミングでスワップポイントは発生します。
金利の高い国の通貨を購入して、金利の低い国の通貨を売るとスワップポイントが受け取れます。
反対に金利の低い国の通貨を購入して、金利の高い国の通貨を売るとスワップポイントを支払う必要があります。
FX取引で良く出てくる用語
ロングポジション、ショートポジション
ロングは買いで、ショートは売りという意味です。
約定(やくじょう)
取引が成立する事です。
成行(なりゆき)注文
価格を指定しないで、現在の価格で注文する事です。
現在の為替レートですぐに約定します。
指値(さしね)注文
価格を指定して注文する事です。
指定した価格にならない限りは約定されません。
逆指値注文
逆指値は指値注文と同じように価格を指定して注文します。
指値注文と違う所は、現在のレートより値上がりしたら買う、値下がりしたら売るという注文方法になっています。
損切り(そんぎり)や確実に利益を確保しておきたいときに使います。
IFD注文
「if done」の略でイフダン注文と呼びます。
新規注文と決済注文を同時にする注文方法です。
新規注文が約定すると決済注文も有効になります。
OCO注文
「one cancel the other」の略です。
新規の注文または決済注文で2種類の指値を同時に出して、どちらかが約定したらもう一方はキャンセルされるという注文方法です。
例えば、1ドル=145円で買いポジションを持っている時に、「150円売り」「140円売り」といったように利益を確定するか損切りするかの異なる決済注文が可能です。
IFO注文
IFO注文は、IFDとOCO注文を組み合わせた注文方法です。
新規注文と異なる2種類の決済注文を同時にする方法で、決済注文は指値注文と逆指値注文が設定できます。
どちらかの決済注文が約定したらもう一方の決済注文はキャンセルされます。
例えば、
新規注文:150円(ドル/円)買い
決済注文:160円(ドル/円)売り、140円(ドル/円)売り
という感じです。
ナンピン
保有しているポジションとは反対に相場が動いた時に、さらに同じポジションを追加して平均取得価格を下げる取引です。
相場が変わらなければ、損失が大きくなるのでロスカットされる可能性が高いです。
取引単位を知る事が重要
FX取引をする上で、FX会社ごとに決められた通貨単位というものがあります。
1口当たりの通貨量を指しています。
通貨単位には、1通貨、100通貨、1000通貨、10000通貨の4種類に分けられます。
この通貨単位と上記述べたレバレッジを組み合わせてFXの取引に関して資金管理をしていきます。
例えば、1000通貨単位でドル/円の取引を行う際に必要な資金をみていきます。
1ドル=150円と仮定すると
1000通貨×150円÷25(レバレッジの倍率)=6000円となります。
これが最低必要な資金となりますが、FX取引には強制ロスカットという制度があり、口座に残っている金額が一定の水準以下になると強制的に決済されてしまいます。
それを防ぐためにもある程度為替が変動してもロスカットされない金額の入金が必要となります。
一般的には、為替レートが5円変動してもロスカットされない資金を入金する事が多いです。
それを考えると
6000円+(5円×1000通貨)=11000円となります。
つまり、1000通貨で取引を行う際に1口当たり11000円あれば、ある程度余裕をもってFXを始められるという事になります。
という事は、
- 1通貨:110円の証拠金
- 100通貨:1100円の証拠金
- 10000通貨:110000円の証拠金
が目安となってきます。
実際は通貨単位ではなくロット数で注文します。
各FX会社で通貨単位を決めていると上述しましたが、実際の取引では、1つの注文を「1LOT(ロット)=FX会社の通貨単位」としてやり取りします。
自分が口座を開くFX会社の通貨単位を把握したうえで、取引を行う必要があります。
まとめ
男性看護師が副業で体力を使わずに行うものとしてFXを紹介しました。
体力は使いませんが、頭は使います。
しかし、用語は一度知ってしまえば理解できるレベルのものだと思います。
FXをする上での私なりの考えですが、大きく稼ごうと思うなら辞めた方がいいです。
しかし、副業で5~10万くらい稼げたらいいかなという事であればFXの副業はありだと思います。
FX会社は沢山あってどれを選べばいいか迷います。
私の決め方としては、
- 副業ではなく遊びで始めたい人=SBIFXトレード
- 少ない投資で始めたい人=GMOクリック証券・みんなのFX・外為どっとコム
- 本格的に始めたい人=DMMFX
口座を開設してもすぐに取引する必要はありませんので、いつでも始められるように口座だけでも開設しておきましょう。
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