【男性看護師による美技】給料UPを獲得する転職。給料明細での徹底解説。

給料アップ

押忍、塾長のKYらぼです

KYらぼ
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突然ですが、皆さんの転職しない理由はなんでしょうか?

これだけ給料をもらっていたら、これくらいは我慢するか~。


となりませんか?

様々な理由で転職しても、結局、同じような理由で転職を繰り返すのではないでしょうか?

看護師として働いていれば、ある程度の満足のいく給料をもらっていれば転職などすぐに考えないと思います。

しかし、最初の職場では、満足のいく給料を貰えていないのではと考えるのが現状だと思います。

この記事では、転職する際に確実に給料を上げるための給料明細の比較を徹底解説していきます。

まず、給料明細で入ってくるもの(項目)引かれるもの(項目)を把握しましょう!

結論明細項目の足し引きでトータルをプラスへ持っていこう。


基本給、家族手当、住宅手当が非常に重要!!

支給される項目

  • 基本給
  • 夜勤手当
  • 住宅手当
  • 資格手当
  • 皆勤手当
  • 家族手当(扶養手当)
  • 通勤手当
  • その他の手当

それぞれについて解説します。

 基本給

これは非常に重要な部分です。

賞与にも影響する項目なので、必ず、押さえておきましょう!

そもそも、自分がもらっている基本給が、他の病院の基本給と比較して、多いのか少ないのか平均なのかを把握しておく必要があります。

 新卒看護師の基本給

専門学校卒の新人看護師:

平均203276円

大卒の新人看護師:

平均209616円

これが新卒の時の基本給の平均値です。

日本看護協会のホームページで、「看護職の給与に関するデータ」に示されているので、確認する方はこちらをクリックして下さい。

これを意識するだけでも、転職先の基本給が平均値よりも多いか少ないかが分かります。

 昇給額

基本給が分かってくるとそこから昇給額も見えてきます。

クリニック、病院を含め年間の昇給の平均は4200円とされています。

転職時の経験年数にもよりますが、その年数分の上乗せがあるのかの確認も重要です。

転職サイトの求人情報には、新卒や5年目などの給与モデルが書かれている事が多いですので参考にしましょう。

 意外に重要!転職時期

転職時期としては、ボーナスをもらってからという方が多いと思いますが、基本給にとっては、転職時期が重要です。

多くの場合、4月に昇給があると思います。

例えば、1~3月に転職すると初めて来る4月には昇給はされません。


就職して3か月未満ですので、昇給する訳がありません。

つまり、昇給するのは来年の4月です

そうなると、仮に転職先に同期がいるとその同期よりも基本給が1年分少ないという現象が起きますので、転職時期にも注意しましょう。

夜勤手当

2交代勤務か3交代勤務で多少の金額の差はありますが、相場として

準夜勤:4000円~5000円/回

深夜勤:5000円~6000円/回

通し夜勤:10000円~12000円/回

病院の規模や地域にもよりますが、夜勤手当としては病院によって大きな違いはないでしょう

 住宅手当

相場:10000円程度、多くても20000円までです。

勿論、医療機関によっては住宅手当を設けていない所もありますし、世帯主だけみたいな条件を付けている所もありますので確認が必要です。

 皆勤手当

相場:5000円~10000円

一定額を提示して、遅刻や欠勤、早退などの回数で減額していく事が多いです。

 調整給(調整手当)

相場:数千円~20000円

調整給、調整手当はバランス給とも言われます。


周囲の給料とのバランスを取るために扱われたりするので、増減します。

看護師では、役職並みの仕事ができる能力はあるが、役職に空きがないので調整給として支払われたりする事もあります。

但し、あくまで手当です。

 資格手当

相場:
10000円~20000円(正看護師)
10000円(准看護師)

そのままの手当ですが、看護師を雇っているのだから手当ではなく、基本給として反映させてほしいですね。

 家族手当(扶養手当)

相場:配偶所10000円 


子供5000円~8000円

家族手当、扶養手当など呼び方は医療機関によって様々です。


基本的に、世帯主に支給されます。

支給条件も様々で、配偶者や子供だけでなく、同居している親族も考慮されるケースもあります。


子供については、1人目から支給対象となる事もあれば、2人目から対象となったりします。

年齢で区切っていたり、配偶者も子供も一律で金額を設定したりと様々です。

 通勤手当

公共交通機関の通勤の場合、通勤手当は、15万円までは非課税として支給されます。

15万円以上かかる分は給与所得の課税対象となります。(税金がかかるという事)

マイカー通勤の場合は、

  • 2㎞未満:なし(全額課税)
  • 2㎞以上~10㎞未満:4200円
  • 10㎞以上~15㎞未満:7100円
  • 15㎞以上~25㎞未満:12900円
  • 25㎞以上~35㎞未満:18700円

とまだまだ細かく設定されていますが、遠すぎる職場はしんどくなります。

その他の手当

  • 専門看護師手当:
    3000円~10000円
  • 認定看護師手当:
    3000円~10000円
  • 特殊業務手当:
    12000円~25000円       
    救命救急センター、重症心身障害者、精神科病棟、結核病棟など
  • 手術室勤務手当:
    5000円~30000円
  • ドクターヘリ搭乗手当:
    2000円~3000円/回
  • 助産師手当、分娩介助業務手当:
    2000円~10000円
  • 診療看護師手当:
    0円~60000円
  • オンコール待機手当:
    1000円~2000円(病院)
    2000円~4000円(訪問看護ステーション)
  • 危険手当:
    10000円
    放射線科、精神科、手術室など

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控除される項目

  • 健康保険料
  • 健康保険料
  • 厚生年金保険料
  • 雇用保険料
  • 所得税
  • 住民税

それぞれについて解説します。

健康保険料

標準報酬月額(4,5,6月の給与の平均額)に対し、保険料率が掛けられて算出されます。


都道府県によって保険料率が微妙に違いますので、お住まいの協会けんぽで確認してください。

例:東京都の協会けんぽ(令和5年度)

標準報酬月額200000円×10.00%
=20000円

労使折半なので、

職場10000円+本人10000円=20000円となります。

協会けんぽの各都道府県の保険料率はこちらをクリックして確認して下さい。

厚生年金

標準報酬月額に対し、保険料率が掛けられて算出されます。


都道府県によって保険料率が微妙に違いますので、お住まいの協会けんぽで確認してください。

例: :東京都の協会けんぽ(令和5年度)

標準報酬月額410000円×10.00%
=41000円

労使折半なので

職場20500円+本人20500円=41000円となります。

病院や施設で、訪問看護ステーションなどで働く看護師の健康保険や年金は、協会けんぽと厚生年金と決まっています。

しかし、職場がクリニックだった場合は、健康保険が医師国保だったり、年金が国民年金だったりすることもあるので、転職などでクリニックを選択する場合は注意が必要です。

クリニックへ転職を考えている方は、関連記事も確認してみて下さい。

【男性看護師からのススメ】クリニックへ転職する際の落とし穴!社会保険を見落とすな!
男性看護師の私が経験したクリニックへの転職で失敗しない方法を紹介します。何も考えずに転職すると思わぬ失敗で給料が減る可能性があります。見落としがちの社会保険完備の中身を徹底解説します。この記事を読めばクリニックへの転職の注意点を知る事が出来るでしょう。

看護師の転職サイトには、有名な所に登録しがちですが、私の経験上トップ5あたりの転職サイトはあまり積極的に動いてはくれません。

というか、登録者が多く、自分のために親身に関わるのはタイパが悪いと思っています。

トップ10ギリギリ入るか入らないかの転職サイトの方が、自分のペースで探してくれる感じで合っていたので、おすすめの転職サイトを載せておきます。

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雇用保険料

雇用保険料は交通費など非課税部分を除いた総支給額に対して、6/1000(0.006)を掛けた額が保険料となります。

例:東京都の協会けんぽ(令和5年度)

雇用保険料率6/1000のため

給料200000円×0.006=1200円となります。

毎年、変更があるため確認してください。

所得税

総支給額に対して社会保険料を引いた金額が課税対象額となります。

要するに支給される項目(非課税通勤手当は除く)控除される項目=課税対象額となります。

課税対象額を給与所得の源泉徴収税額表(月額表)に照らし合わせて金額がきまります。

課税対象額を計算したら、こちらをクリックして照合してください。

住民税

1月1日に在住している地域に収める税金で、都道府県税と市町村税の総称が住民税です。

計算方法など詳しい話は控えますが、毎年、6月の給料明細と一緒に入ってくる横長の用紙に書かれている金額が毎月引かれます。

ここまで支給される項目と引かれる項目について説明しました。

【実体験】給料明細で比較した転職

次に示す給料明細は、私が最初に働いた病院の給料明細で看護師3年目の5月の分です。

KYらぼ
KYらぼ

初年度が見つかりませんでした。


病院名など分からないように加工してあります。

次に、転職する3か月前の給料明細(7年目の10月)です。

KYらぼ
KYらぼ

見にくくてすいません。

基本給が194500円→218100円 


4年で23600円昇給(年6000円弱)!

KYらぼ
KYらぼ

結構上がっています。

次の給料明細は、転職して4ヶ月ほど経過した頃のものです。

注目ポイントは、基本給です。


転職前より25700円UPしました!

  • 基本給:218100円→243800円 25700円 UP
  • 調整給:27600円→11500円 16100円 DOWN
  • 住宅手当:16000円→12500円 3500円 DOWN
  • 資格手当:15000円→4000円 11000円 DOWN
  • 家族手当:21000円→37000円 16000円 UP
  • 保健手当:0円→4000円UP

基本給と手当のトータルの差額:
17100円UPとなりました。

年間としては、基本給のみで205200円のUPでした。

ただ、転職先は賞与が良かったため、全体収入として120万円の年収アップとなりました。

現在の職場の給与は、

KYらぼ
KYらぼ

各種手当は一まとめになりましたが、年収が800万を超えたときの初の明細です。残業代は含まれます。

まとめ

給料の明細項目の足し引きでトータルをプラスへしましょう!


基本給、家族手当、住宅手当が非常に重要!!

給料明細にある支給される項目

  • 基本給
  • 夜勤手当
  • 住宅手当
  • 資格手当
  • 皆勤手当
  • 家族手当(扶養手当)
  • 通勤手当
  • その他の手当

給料明細にある控除される項目

  • 健康保険料
  • 厚生年金保険料
  • 雇用保険料
  • 所得税
  • 住民税

最後に実体験を元に解説してきましたが、給料明細でチェックすべき項目の足し算引き算を行い
転職で給料が上がるように計算して下さい。


これができれば、転職で給料が上がる事は間違いありません!

看護師転職サイトに登録するのは無料でできます。

自分では聞きにくい内容でも転職エージェントに依頼するだけで給料の内訳などもしっかり確認ができます。

「基本給は上がったのに手取りが減った!」みたいな失敗しないようにしっかりと転職前に情報収集を行ってください。

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