押忍、塾長のKYらぼです。
副業するにしても思い切って自分で起業してみようかな!と思っている人が結構いるのではないでしょうか?
起業するにしても看護師として何がいいのか・・・
起業するにはお金がかかりそうだし・・・
この記事では、看護師が副業として起業する、思い切って独立開業するための起業種、起業するための支援、起業のポイントについて解説しています。
賢く起業を行い、男性看護師として豊かな人生を送ってもらうために最後まで読んで下さい。
そして、考えるより行動して下さい。
おすすめの起業種4選
訪問看護ステーション
看護師の起業として最も代表的なものが、訪問看護ステーションです。
看護師の資格がなければ設立できないため、看護師としての経験を活かした起業となります。
仕事の内容としては、自宅で療養生活を送る患者に対して、医師やケアーマネージャーなどと連携して看護ケアの提供や療養のサポートをする仕事です。
訪問看護ステーションの開設には、「専従かつ常勤の看護師又は保健師が管理者に就き、適切な指定訪問看護を行うために必要な知識及び技能を有する者」と定められています。
そして、常勤の看護師を2.5人配置している必要があります。
専従とは、訪問看護の業務を行っている時間帯にその他の業務に従事しないことです。
訪問看護ステーションの開業には、市長または都道府県知事からの指定を受けることが必要です。
自分の経験を活かして、乳幼児専門やリハビリ専門に特化した訪問看護ステーションもあるで!
訪問看護ステーションを開業するにあたり、必要な届出や基準など詳細は下記のリンク先を参照してください。
・訪問看護ステーションの基準に係る届出に関する手続きの取扱いについて(◆令和02年03月05日保医発第305004号) (mhlw.go.jp)
主治医により訪問看護指示書を交付してもらい、ケアーマネージャーにより訪問看護を盛り込んだケアープランを作成してもらい、訪問看護をスターする流れです。
ちなみに訪問看護指示書を交付できるのは、保険医療機関(病院やクリニック)、介護老人施設、介護医療院の医師だけです。
介護老人施設と介護医療院の医師は、患者の退所、退院時のみ交付できます。
デイサービス(介護施設)
介護分野で看護師としての経験がある場合、デイサービスの開業も選択可能となります。
デイサービスを開業する場合、看護師資格は必ずしも必要ではありません。
ただし、人員配置基準として、通所介護利用者10名以上の場合、看護職員が1名以上必要となります。
そのため、看護師資格があれば、バイタルチェックなどの健康管理を自分で行えるため、看護師免許を持っている人が開業しやすい傾向となります。
デイサービスは、夜勤はないため日勤だけで働きたい場合はメリットが大きいでしょう。
病院で不規則な勤務する事を考えたら体力的にも楽になると思います。
また、グループホームや特別養護老人ホームを開業することも可能です。
高齢化社会の中で介護施設の需要は高まっていますが、デイサービスに比べて施設費や人員が多く必要になりますので、おすすめはしません。
サロン・カウンセラー
看護師経験で特化した認定資格やメンタル分野や趣味を活かした民間資格と組み合わせた起業も可能となります。
おすすめの組み合わせ3選をご紹介します。
フットケアサロン
糖尿病の患者さんを多く見てきた人なら糖尿病足病変と出会ったこともあるでしょう。
糖尿病患者数は、統計を始めた1997年は690万人で、2016年には1000万人を超えました。
糖尿病予備軍では、2007年の1320万人をピークに減少傾向にありますが、2016年の時点でも1000万人を超えています。
という事は、糖尿病、糖尿病予備軍を含めると2000万人近くの人が何らかの症状を訴える可能性が高いですね。
糖尿病では、神経障害、血流障害、抵抗力の低下のため様々な足病変を来します。
フットケアの経験があれば、糖尿病患者さんにターゲットを絞って、フットケアマッサージなどでサロンを経営する事も可能でしょう。
更に一般社団法人日本フットケア・足病医学会の認定制度でフットケア指導士の認定があれば、更に信用度も増したサロンとなると思います。
かなり特化したサロンとなるため有利に働くと思います。
心理カウンセラー
心理カウンセラーの資格を取得し、カウンセラーとして開業する事も可能でしょう。
もともと、看護師は人と接する仕事のため、相手がどう思うか、どうすれば患者に寄り添えるだろうかなど考えるのが基本となる職種です。
看護師は、患者さんと接する仕事のため、心理学を学びカウンセラーとして起業するのも向いていますよ。
何といっても看護師としての資格がある事で、利用する側にも安心感や信頼感を持ってもらいやすくなることもメリットなります。
【諒設計アーキテクトラーニング】アロマセラピー
アロマセラピーとは、植物の芳香成分を用いて心身の健康を促す自然療法のことです。
香りとして脳に働きかける作用や皮膚から吸収される作用によって、人間の自然治癒力を高めたり、疲れた心身を癒したりします。
ご自身で興味があり、アロマセラピストの資格を取得して、看護師資格も活かしながらサロンを経営するのも有効だと思います。
メディカルアロマインストラクター資格取得講座 公式サイトもし、サロンやカウンセラーとして起業を考えているが、費用や場所などどうしたらいいのと思われるなら、下記のリンク先で相談して下さい。
【SBHメディカル】看護医療系に特化したWEBライター
在宅でできるWEBライターは、パソコンとインターネット環境があればすぐに始められる起業の一つです。
看護師としての知識や経験を活かせて、場所や設備費用などの初期費用もほぼかからない状態でできる起業です。
看護師免許がある事が医療系の専門知識がある事への証明となるため、専門ライターとして高単価の案件を受けられる可能性もあります。
ただし、WEBライターとしての実績や経験も必要となるためWEBライティングというスキルを身につける必要はあります。
専門性が高いと記事の監修者として仕事を受注する事もあり、ライティング以外での収入を見込め、報酬アップに繋がる事もあります。
看護、医療の専門家として質を上げるために、更なる知識や法律関係など学び続ける必要はありますが、勉強をする事が好きな方には向いている仕事だと思います。
これからWEBライターを始めようと考える方へ
安く始められるコースからマンツーマンで指導してもらえるコースなど自分の希望に合わせて教えてもらえるオンライン講座です。考えるより行動した方が、豊かな人生への一番の近道です。
1年半で180名が受講!大企業も申し込むライティング講座起業にあたって受けられる支援
厚生労働省からの支援
個人向けの手当として、厚生労働省の再就職手当があります。
この再就職手当は、企業に就職する場合だけでなく、条件によっては起業する場合にも該当します。
受給手続きの後、7日間の待機期間満了後に就職、又は事業を開始した事が再就職手当の受給条件です。
事業開始も含まれているため、その他の条件を満たせば再就職手当を受け取れます。
看護師して働いているなら雇用保険の対象の場合が多いので、再就職手当を受け取れる可能性が高いので、一度、確認しましょう。
訪問看護ステーションやデイサービスを開業する場合は、この制度を利用する事をお勧めします。
ただし、WEBライターやサロン・カウンセラーとして起業する場合は、看護師の仕事を辞めてからではなく、副業として始めて、軌道に乗ってから退職するようにしましょう。
リスクは最小限やで~。
日本政策金融公庫からの融資
日本政策金融公庫は政府系の金融機関で、中小企業やこれから起業する人に向けて積極的に融資をしています。
これから起業する場合は、融資を受ける側だけでなく、融資する側もリスクを背負う事になります。
実績がない中での起業は、民間の銀行などから融資を受けることは簡単ではありません。
日本政策金融公庫には、様々な融資プランがあり、新規開業資金や再挑戦支援資金など企業を考えている方はチェックしましょう。
クラウドファンディング
最近では、クラウドファンディングで資金を調達する方法も増えています。
クラウドファンディングサイトへビジネスモデルを掲載し、事業に賛同してくれた人から資金提供を受ける流れが一般的です。
クラウドファンディング とは?仕組みやメリット・デメリット、種類から始め方を解説! (minkabu.co.jp)
クラウドファンディングは希望の金額に達しない事もあるので、他の支援と組み合わせて考える方が確実かも。
看護師が起業する上で知っておくべき5つのポイント
情報収集
看護師は、病院、医院、施設などに雇われて仕事をすることしか経験していません。
起業をするという事は、自分が雇う側になるという事を自覚する必要があります。
そのためには、起業する分野の情報収集が必要不可欠となります。
自分が起業使用している分野の競合をチェックし、もっと深くその分野を学ぶ必要があります。
起業セミナーなどに参加する事で、同じ志の人と交流すると今後の事業展開に対してもいいアイデアが生まれるきっかけになるので、セミナー、勉強会、講習会などに積極的に参加して情報収集をしましょう。
他者との交流で色々な知識やアイデアを獲得できるチャンスがあるので、余裕があれば参加する事をお勧めします。
プラン、事業計画を考える
情報収集をした上で、次に行うのは具体的なビジネスプランを立てることが必要となります。
これはお手の物だと思いますが、看護計画を事業計画に落とし込むイメージです。事業計画に対して問題点を抽出して、どのようにアプローチしていくのかを組み立てていく感じです。
患者さん相手ではなく、事業となるため、誰をターゲットにするのか、どのようなサービスを提供するのか、料金設定はどうするのかを決定していきます。
例えば、サロンを開業する場合、自分が糖尿病内科出身の看護師経験を持っていて、フットケアサロンを開業し、他との差別化が図れたら、そこに特化したプランを練る事ができるでしょう。
特化した事業内容で、他とは違うって所にフォーカスしましょう!
資金調達
先に建てたプランや事業計画を進めていく上で最初に資金調達を行います。
計画と実際の見積もりに差が生じれば、その都度修正しながら、支援や融資を依頼し、借りられる範囲、返せる範囲を考え資金調達を行います。
支援、融資に関しては、上記で記載しているので、融資支援先のリンク先を貼っておきますので参考にしてみて下さい。
開業手続き
資金調達ができたら開業手続きに移ります。
手続き方法は、個人事業主か法人経営かによって異なります。
個人事業主なら税務署に開業届出書を提出する事で事業を開始できます。
ただし、訪問看護ステーションやデイサービスなど医療行為を行う事業では、専用の届け出が別に必要なるケースがあるため事前に確認する必要があります。
法人経営の場合は、個人事業主と比較して手続きが多いため、専門家の行政書士や税理士などに依頼する方がミスなく進められるでしょう。
ただ、初めて起業するにあたり、いきなり法人経営するにはハードルが高いと思われるため、個人事業主から起業を行う「スモールスタート」がおすすめです。
人員確保
情報収集や資金調達などと並行して行わないといけないのが人員確保です。
人が集められていないと事業を開始しようにもできません。
例えば、新規で看護師を募集する場合、看護師は有効求人倍率が比較的高い傾向にあります。
ハローワーク求人統計データによると、2021年の有効求人倍率は2.37と高く降りて市場のためすぐに人員を確保できると限りません。
ですので、自分が持っている人脈を使って人員を確保する事も手段の一つです。
訪問看護ステーションなら常勤2.5人以上ですので、自分を除く、あと2人の看護師がいれば開業は可能という事になりますので、人員確保のための行動は早めに行いましょう。
まとめ
男性看護師にお勧めする4つの起業種
- 訪問看護ステーション
- デイサービス(介護施設)
- サロン・カウンセラー
フットサロン
心理カウンセラー
アロマセラピー - 看護医療系に特化したWEBライター
起業にあたって受けられる支援
- 厚生労働省からの再就職手当
- 日本政策金融公庫からの融資
- クラウドファンディング
看護師が起業する上で知っておくべき5つのポイント
- 情報収集
- プラン、事業計画を考える
- 資金調達
- 開業手続き
- 人員確保
副業として始めて、起業するもよし!
思い切って独立開業するもよし!
男性看護師として病院で働いている上では収入には限界があります。
そして、年齢を重ねるたびに体力は低下してきます。
収入源を増やすために、考えるより行動しましょう!